イイデジカメ:C-2500L

イイデジカメ:C-2500L

今回はC-2500Lをご紹介します。2001年から2003年までの3年間使い続けた大・大・大好きなモデルです。2004年にE-10を購入したときに辛くも手放してしまった機種ではありますが、最近オークションで再度入手しました。2001年当初思いのたけをホームページで伝えてはいるのですが、あれから10年以上たった今、もう一度レビューをしてみようと思います。

当時を思い返すと、本当に高嶺の花でした。
手に入れたときの感動はひとしおで、小川町(当時)のオリンパスショップで純正ストラップを意気揚々と購入したのが懐かしい

当時C-1400XLを使用していましたが、外部フラッシュを利用してバウンズ撮影するともっときれいな画質で(子供の)写真が取れる!という思いから入手した機種です。C-2500L自体の発売は1999年、入手したのが2001年、2年の開きがありました。
2001年はすでに300万画素の時代に突入し、250万画素のC-2500Lはスペック的にはちょっと色あせた存在になりつつありました。オリンパスも300万画素のC-3030Zoomやコンパクトでありながら10倍ズームを実現させた200万画素のC-700UltraZoomなどを発売していた、まさに百花繚乱の時代です。

フラッシュをボタンで立ち上げる仕様は予想外の自動フラッシュ発光を防ぐ上でも便利

でもやっぱり欲しいハイエンドモデル!ということで選んだC-2500Lでした。フラッシュを取り付けることができるアクセサリーシューは必須条件でした。当時デジカメ用のオリンパス製外部フラッシュは大型のFL-40しかなく、これまたいい値段だったため、なかなか手が出せない状況でした。

独特のレイアウトを醸し出している背面レイアウト。

スペックの説明もあらためていたします。
まずはスペックから。1999年9月に発売され250万画素2/3インチ原色フィルタCCDと36mm-110mm相当F2.8~3.9の3倍レンズを搭載したオリンパスのハイエンドデジタルカメラです。
メーカ希望小売価格は148,000円、最終は60,000円代まで下落したと思います。とにかく金額もそうですしオリンパスの独壇場だった時代でもあり、本機が高嶺の花だったことは確かです。CANONもIXY DIGITALを発売して大人気の時代です。

CCDのサイズがかなり大きい。当時のハイエンドの象徴とも言うべき2/3型を載せていました。
 メモリースロットはこの時代では希有な存在であるダブルスロットです。
仕様書からはスマートメディアであれば64MB、コンパクトフラッシュであれば96MBまで対応可能となります。スマートメディア派のオリンパスでさえ250万画素のSHQモードで64MBのみでははかなり辛いと考えていたのでしょうか。

当時では珍しいダブルスロット。C-5050Zoomあたりからダブルスロットが搭載されてきた覚えがあります。

レンズは28mm相当が当然のこの時代からすると望遠寄りの36mm相当からとなります。広角側にしても、望遠側にしても使用してきて物足りなくなる焦点距離であるため、コンバージョンレンズに目が行くことは当然だったのかもしれません。
テレコンバージョンレンズかワイドコンバージョンレンズどちらかというと、価格面で私はテレコンバージョンレンズを購入しました。やはりワイドコンバージョンレンズは構造上の問題か今も高価なものが多いですね。

残りの撮影枚数や画質モード、露出の状態や、ビジュアル的に絞りを表現したりしています。

液晶パネルがハイエンドらしく装備されています。やっぱり使いやすい。今どきの液晶モニタもをコントロールパネルとして使用するのも悪くないですが、やはりこちらのほうが常時ステータスも確認できるし、なんといっても高級感もある。今どきのカメラもハイエンドな一眼レフタイプには必ず液晶パネルついているのがそれも物語ってますね。

カメラを長く使っていくと誰しも「思い出の一台」があると思いますが、私にとってのそれがこのC-2500Lになります。デザインがお気に入りなのと、ハイエンドであったこと。ほぼフルオートであったデジタルカメラの世界で、機能は少なくとも拡張性があり、露出を始め調整ができたこと。理由をつければキリがありません。
それよりも前に理屈を超えて、とにかく気に入っていたというのが本当の理由です。

F5.6 1/1300sec ISO100 36mm 0.0EV
まるで加工されたような画像ですが、ノーマル設定での撮影です。たまたまこれはコントラストが高く写されたようです。でも好みの画作りです。

F6.0 1/200sec ISO100 52mm +0.3EV
撮影したのは川崎ラ・チッタデッラです。
もっとバラエティに富んだ画像を用意したかったですね。

F5.6 1/250sec ISO100 36mm +0.3EV
ワイド端での撮影です。
大好きなアングルです。露出補正を行なっているためか、肉眼だと暗かった陸橋の影がきれいに表現されてます。当時から暗所でのノイズを指摘されていましたが、ノイズが出ることに関しては全く私にとって問題なく、逆にキヤノンのようにキレイに(のっぺり?)処理される方に違和感を感じていました。
絵作り傾向は今でも十分使えると思うのですが、やはり絶対的に解像度が足りません。購入当時は250万画素で十分と思っていましたが、現在ではやはり600~800万画素くらいはやっぱり必要なのかなと思い始めています。


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