イイデジカメ:CAMEDIA D-360L(C-860L)


 今回はオリンパスのスタイルの源流ともいえるデザインのD-360L(C-860L)です。2000年の12月発売モデルです。2000年はハイエンドが400万画素、エントリーが100万画素の時代です。そんな時代に発売された130万画素の歴史的スタイルのエントリーモデルです。


C-800LよりC-820Lから大きなモデルチェンジもない

右下の赤ランプに指をかけて撮影しないと指が写り込んでしまうのです。

シンプルな背面です。機能も少ない

 すでに2000年当初でエントリーモデルとなっていますが、実はこのデザインオリンパスでも最古参と言われるC-800Lの流れを汲んでいるのがこのモデル。往年のスーパーハイエンドが最も最安価格帯に落ちてきているのは嬉しいやら悲しいやら。単焦点レンズでこの大きさでは2018年でも受け入れるはずはないです。

 気になるスペックは1/2.7 131万画素CCDと36mm相当F2.8の単焦点レンズを搭載したオリンパスのカプセルタイプデジタルカメラです。プラスチック筐体でレンズカバーを開くのにちょっと固めですが使っていく内にスムーズになっていきます。
 液晶モニタは1.8インチTFT液晶61万画素。TFTの初期型のため視認性は非常に悪い。
 記録メディアはお馴染みのスマートメディア、128MBを基準に最高画質のSHQでは292枚、高画質のHQでは586枚、標準画質では1958枚撮影できます。時代を感じますね。
 電源は単三型乾電池4個で稼働します。専用電池でないことがこのカメラが使える理由です。そりゃそうだ専用電池だったら当時のものを手に入れるのも大変ですからね。

 2000年2月にC-860Lといったデジタルカメラは全く同じのカメラが販売されていますがこれにオリンパス製の画像編集ソフト「CAMEDIAマスター2.5」とパソコン用接続ケーブルを同封して価格をオープンにして販売したものです。

川崎駅北口。拡大するまでもない

横浜駅、VIVREより。写りは悪くないですが、解像感があまりにも低いです。

同じ場所からiPhone8で撮影してみました。写りは晴天下だけあってかD-360Lもそこそこ綺麗ですが、やはり解像度が比べ物にならないです。

 CCD特有のアッサリとした画質が印象的です。解像度はさすがに141万画素ですから、かなり荒い。Lサイズに印刷するのも今ではかなりツライ解像度になっているため残念ながらコレクターズアイテムにしか利用価値はありません。
 しかしオリンパスマニアとしては1997年当時、C-1400Lと並び高嶺の花であったC-800Lの系譜のカメラを手に入れたい、いや入れなければならないのです。
 結局MotojiはというとC-800Lはあまりの高額だったためDS-7(当時45,000円。35万画素)を購入したんですけどね。着脱できるSSFDCだったし。


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