イイデジカメ:FinePix 1700Z
前回に引き続き調子にのって富士フィルムのFinePixシリーズ、FinePix1700Zをご紹介します。Motojiが往年のデジタルカメラを入手する基準はやはり当時ハイエンドであったもの、特殊な機能がついているもの。が多いです。特殊な機能はまたあらためてご紹介するとして、実をいうと今回のFINEPIX1700Zは当時のハイエンド機種ではないのです。
まずはスペックから。1999年8月にに発売された150万画素1/2.2インチ原色CCDと38mm-114mm相当F3.2〜5.0の3倍レンズを搭載した富士フィルムのの縦型コンパクトデジタルカメラです。
FinePix700より始まる1998年から2003年まで約5年間続いたハイエンド縦型モデルの一つであり、今のようにデジタルカメラのスタイルが画一化される前の時代のデザインです。外装はアルミニウム/マグネシウム新合金製らしいですが、歴代のFinePixデザインでもFinePix6800Zの次くらいに良いものと思ってます。
メーカ希望小売価格は89,800円、実売60,000円位を得て最終的に20,000円前後だったと思います。当時マジで購入候補になっていてでも150万画素だから断念した記憶があります。
当時はすでに200万画素オーバーの時代でありFinePix1700Zよりも画素数の多い上位スペックのFinePix2700が発売済みであり、そんな中の100万画素、最後の「あだ花」扱いと思いきや、かなりの人気製品でした。良いものは多少のスペックをブッチ切っても人気が出るものなのですね(たまごっちとか?)それが冒頭のハイエンドでないのにFinePix1700Zを入手した理由です。
写真だけだと大した事ないのですが、手に取ってみるとかなりいい感じです。おさまりがいいというのでしょうか。もともと縦型デジカメってどう持っていいかわからないところがあったのですが、このFinePix1700Zにおいては「すぅ〜」っと手がカメラをホールドするといえばよろしいのでしょうか。
このカメラのレンズカバーは一枚でできておりギミックも格好いいものではありますが、やはり大きいのか結構故障します。
具体的にいうと開かなくなる、閉じなくなるといった類です。そうなると裏蓋をあけて、カバーを調整するしかないのですが、これがまた度胸のいるところではあります。基本的にビスを外して分解してといったところですが、結局のところ20回以上、レンズバリアのトラブルがあり分解することは手馴れてしまいました。
上記写真にあるモードダイヤルには、なんとPCとケーブル接続した際に切り替えるマークがあります。当時はUSBでPCとケーブル接続するのではなく、RS232Cで接続することが多かったことがわかります。
あとはセットアップ用やタイマー撮影用にダイヤルが用意されているのも特徴的です。
さすが20世紀製ですね。
当然現在メインとして利用することはないと言い切ってよいFinePix1700Zではありますが、デザイン・質感といいコレクターズアイテムの資格は十分あるかと思います。
そういう意味でのイイデジカメといってもイイのかもしれませんね。
起動した時のレンズバリアが「シャキーン」というのが今でもたまりません。
まずはスペックから。1999年8月にに発売された150万画素1/2.2インチ原色CCDと38mm-114mm相当F3.2〜5.0の3倍レンズを搭載した富士フィルムのの縦型コンパクトデジタルカメラです。
FinePix700より始まる1998年から2003年まで約5年間続いたハイエンド縦型モデルの一つであり、今のようにデジタルカメラのスタイルが画一化される前の時代のデザインです。外装はアルミニウム/マグネシウム新合金製らしいですが、歴代のFinePixデザインでもFinePix6800Zの次くらいに良いものと思ってます。
メーカ希望小売価格は89,800円、実売60,000円位を得て最終的に20,000円前後だったと思います。当時マジで購入候補になっていてでも150万画素だから断念した記憶があります。
当時はすでに200万画素オーバーの時代でありFinePix1700Zよりも画素数の多い上位スペックのFinePix2700が発売済みであり、そんな中の100万画素、最後の「あだ花」扱いと思いきや、かなりの人気製品でした。良いものは多少のスペックをブッチ切っても人気が出るものなのですね(たまごっちとか?)それが冒頭のハイエンドでないのにFinePix1700Zを入手した理由です。
写真だけだと大した事ないのですが、手に取ってみるとかなりいい感じです。おさまりがいいというのでしょうか。もともと縦型デジカメってどう持っていいかわからないところがあったのですが、このFinePix1700Zにおいては「すぅ〜」っと手がカメラをホールドするといえばよろしいのでしょうか。
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電源ONにてレンズが繰り出している状態。
2017年現在、縦型モデルは基本見かけません。
今は横型デザインで成熟してしまったのでしょう。
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背面には各種ボタンが並びます。 液晶モニタは当時としては大きい2型。 ズームボタンが十字キーと兼用になっており、さらに今となってはハイエンド一眼レフカメラくらいにしか搭載されていないモノクロ液晶が特徴的です。 |
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レンズバリアは1枚板なので開いた時のアクションと音には貫禄があります。 |
このカメラのレンズカバーは一枚でできておりギミックも格好いいものではありますが、やはり大きいのか結構故障します。
具体的にいうと開かなくなる、閉じなくなるといった類です。そうなると裏蓋をあけて、カバーを調整するしかないのですが、これがまた度胸のいるところではあります。基本的にビスを外して分解してといったところですが、結局のところ20回以上、レンズバリアのトラブルがあり分解することは手馴れてしまいました。
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上部のモードダイヤルをメインに見ると、今ではメニューに組み込まれいるものや存在すらない機能のものが見受けられます。 |
上記写真にあるモードダイヤルには、なんとPCとケーブル接続した際に切り替えるマークがあります。当時はUSBでPCとケーブル接続するのではなく、RS232Cで接続することが多かったことがわかります。
あとはセットアップ用やタイマー撮影用にダイヤルが用意されているのも特徴的です。
さすが20世紀製ですね。
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やはり150万画素、圧倒的に解像度が足りません。 下部の植え込みを見るとよくわかります。 これで「デジカメにしては」高画質!と言われていた機種です。「銀塩に比べればデジタルはまだまだ」と言われていたのも、ある意味うなずけます。 |
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逆にこんな被写体であれば、解像度不足はあまり目立たない。 幾何学的模様の多い建築物の撮影は自然物の撮影より具合が良かったかもしれません。 |
当然現在メインとして利用することはないと言い切ってよいFinePix1700Zではありますが、デザイン・質感といいコレクターズアイテムの資格は十分あるかと思います。
そういう意味でのイイデジカメといってもイイのかもしれませんね。
起動した時のレンズバリアが「シャキーン」というのが今でもたまりません。
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