P-300

脱!パソコンプリント
NP-100単体で印刷をしていくと「これならMacなしでもいいんじゃないかな?」なんて考えてしまいます。まぁそれだけNP-100のクオリティが高いということなのですが

...ということでオリンパスから出ている製品を中心に、ホームDPE・デジタルDPEを試してみようかと思います。パソコン無しでどこまでの使い勝手及びクオリティをたたき出せるのか?検証・実施の結果をレポートします。

前回はVS100STを購入し使い勝手をレポートしました。次に欲しくなるものといえばやはり...アレです。

VS100STを前回購入し、TVに出力しながら遊んでましたが、それも1ヶ月もしないうちに飽きてしまいました。

 VS100STの後ろのインターフェイスをよく見ると「な!な!なんとプリンタ接続の端子がぁ!!」と必要以上にビックリしました。普通はここまで驚きはしないんですが、そのプリンタ端子が何とマックシリアル。この右も左も見渡せばWin,Win,Win.....Windowsの世の中にWindows標準のプリンタのパラレル端子じゃなくてマック専用のマックシリアル端子がついているなんて珍しい。というよりも感動を覚えました。(もちろん現在発売中のMacintoshにさえもマックシリアルは標準装備ではないのですが)

まあ別にマックに繋げる機械なわけじゃないので端子が一緒だからどうだ?ってわけなんですけどね。マックファンとしてはこんなところにマックテクノロジーが使われているってだけで嬉しいんですよね。

閑話休題

 NP-100にもついているんですよ、マックシリアルが!...ということはVS100STでの画像をNP-100で出力させることができるっ。ってことですよね。

早速VS100STとNP-100を接続し、VS100STからプリントアウトを画策しましたが・・・・・・・・・・・・・ダメです。認識不可です。

 VS100STにはコンポジット端子(黄色のピンプラグ、ビデオ端子とも言いますよね)もあるので、それでNP-100と接続すれば通常のビデオプリンタと同様にプリントアウトすることができます。
 でもそれでは35万画素相当の出力結果でしかありません。やはりC-1400XLを使っている以上、140万画素での出力をさせたい!
 メーカのホームページで調べたところVS100STの出力は同メーカのP-300,P-330,P-330Nのみでした。

 しょうがない、じゃあ買うか!ということで買いました。もちろんヤフオクで。買った機種は一番古い型のP-300です。おかげでNP-100と合わせて昇華型プリンタが2台になってしまいました。

P-300全面写真です。
ボタン類はNP-100とはうってかわって、左側の緑色の
ボタンのみです。これはデジカメ(オリンパスのみ)
とプリンタを直接つないだときにだけ使われる
「ダイレクトプリント」ボタンです。

背面を見ると下に電源ケーブルの端子、そしてその上には
IEEE1294、いわゆるパラレルポート、
そして我がマック対応のRS422
(言わずと知れたシリアル)がありました。

 さて、早速印刷をしてみました。・・・・すると、なんかくすんだ、というか寝ぼけたプリント結果でした。
「これじゃあNP-100のほうが全然綺麗だなぁ」というのが正直な感想です。
発売時期はちょっとP-300の方が早いですから、まあNP-100の方が綺麗なのは当然といえば当然なのですが、どうも釈然としないくらいの画質の違いがありましたねぇ。
それじゃあ後継機種のP-330とかP-330NとかであればNP-100なんかよりも綺麗な出力結果を出せるのかな?と思って、オリンパスへちょっと問い合わせてみました。
 
Motoji:昇華型プリンタのP-300とP-330やP-330Nとの画質の違いを教えてくれますか?
オリンパス:そうですね、P-300に比べてオーバーコート処理の対応がされていますよ。
Motoji:そうですか、それではもしP-330、P-330Nでオーバーコートのないスタンダード用紙を使ったときの画質の違いはあるのですか?
オリンパス:基本的にP-300と同じプリント方式ですから、オーバーコート用ではなくスタンダード用紙を使ったときの結果はP-300と同じですよ。
 
・・・・うーん、この結果ってうれしくもあり、悲しくもありました。
うれしい点は全ての機種が同じ画質であれば、より高価なP-330やP-330Nを買わなくても良いということ。
悲しい点はもっと高画質を求めてもオリンパスにはP-300以上の高画質のプリンタがない、さらにはVS100STにつなぐことができる高画質なプリンタが存在しない!ということです。まぁP-300がNP-100くらいの画質を持っていれば満足するのですが、どうも寝ぼけた画質なのでちょっと気持ちがブルーになりました。

 なんて思っていたのですが、雑誌のバックナンバー(MacFanだったとおもう)に書いてあったのですが、これはこれで自然な画質、素直な発色、なのだそうだ。
 Motojiにとっては最初、納得いかなかった画質だったのですが、そういう話を聞いてしまうと人間って不思議なもので、P-300の画質を見て「そうか、これはこれで味のある絵だよな、NP-100のド派手な発色に比べて、日本画のような上品な発色だよね」なんて勝手に納得してしまいました。


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