イイデジカメ:C-3040ZOOM

 オリンパスのC-X0X0シリーズレビューの二回目の今回はC-3040ZOOMをご紹介します。実はC-3030ZOOMも所有しているのですが、ちょっと調子が悪いので後継機であるC-3040ZOOMを使ってご説明します。

 まずはスペックから。2000年12月に発売された334万画素1/1.8インチ補色系フィルタCCDと35mm-105mm相当F1.8~2.6の3倍レンズを搭載したオリンパスのコンパクトデジタルカメラです。
 前モデルであるC-2020ZOOMのスペックを順当に上回っています。デジタルカメラというとどうしても映像素子(当時でいえばCCD)に目がいってしまいますが、C-3040ZOOMはレンズスペックが違います。焦点距離こそ一緒ではありますが、解放F値が広角F1.8から始まります。

 この頃のデジカメはこんなスペックのがゴロゴロしていて雑誌では「珍しくもない、だから?」的な扱いを受けていたのです。ま、今このスペックで発売してるものといえばSONYのRX-100シリーズを筆頭とした高級コンパクト路線ですかね。

 スタイルはC-2020ZOOMと違いブラックを基調としていますがデザインは一緒。ブラック一色も嫌いではありませんが、どうしてもレガシーなデザインが魅力と思い込んでいるのでシルバー&ブラックのツートンがお気に入りです。でもこのC-3040ZOOM、本体裏面のみですが、表面にシボ加工がされていて、これがカッコイイ。E-620の本体シボ加工もかなりしびれた記憶があるので、これはこれでありかな。と思います。

黒いボディもなかなか精悍ですね。

液晶モニタは液晶にアクリルの板をつけてあるシボ加工が高級感を醸し出している。

ストラップ幅は通常よりちょっと狭い8mmサイズまで

 C-X0X0系統を集めていくと、すでに外部フラッシュを所有しているMotojiとしてはフラッシュブラケットFL-BK1が欲しくなります。ヤフオクとか時々見るのですが、あまり出品もなく、どうやったら入手できるのか現在思案中です。
 ストロボ発光切替ボタンとマクロボタンを押すときに右手親指が届かないのとレンズキャップを外さないと起動するのにエラーになってしまうことについては前回も書いたようにしっかりと引き継いでいます。

全くC-2020ZOOMと変わりなし。ダイヤルの機能も同様

 液晶コンロールパネルによる状態表示にも継続して搭載。よかったよかった。
 液晶モニタのサイズも品質も引き続き小さく見にくいということで、きっと当時は便利だったのだと思います。だって小売価格99,800円です。テクノロジーの進歩に感謝です。

F2.6でもボケ表現できる。
1/125 F2.6 102mm ISO100

流石に解像度が上がっています。
1/320 F6.3 36mm ISO100

補色系フィルタが吐き出す色合いは結構、趣がある。
1/80 F2.6 102mm ISO100

 C-2020ZOOMを使っていれば全く問題なく使用し続けることが可能なカメラだったのだと思います。でも200万画素から300万画素といっても顕著に画質に出るわけでもなく(1.5倍の画素数になったことは確かなのですが)そこはあまり感動が少なかったのではないかと思います。どちらにしてもいいカメラには変わりないので末永く使っていくつもりです。

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