イイデジカメ:X-450

  2004年11月に発売された320万画素1/2.7インチCCDと38mm〜114mm相当、F2.9〜5.0のレンズを搭載したオリンパスのコンパクトデジタルカメラです。かなり使い込んでいましたが、もう処分するということで私のほうで引き取ることにしました。とはいってもその話も5年以上前だったと思います。防湿ボックスで眠っていたX-450をレビューしていこうと思います。

 まず外観から…
 コロっとした外観です。現在のデジカメ傾向から考えればバックの中への収まり具合はあまり良くない印象です。

レンズキャップは無し、自動開閉タイプです。

ころっとした外見ですが、握り込むと使いやすいことに気づきます

 しかし撮影する際は結構使いやすい、右親指の位置もスゥーッと置くべきおさまり、今となってはかなり小さい印象の1.5インチ液晶も左手左指で隠れることがありません。至極撮影しやすいカメラと言っていいと思います。

 1.5インチの液晶ですが13万画素であるため、現在のデジカメ・スマホと比べるとちょっと寂しい画質ではあります。エントリーモデルに位置付けられているためファインダは搭載されていないので天気の良い日中の撮影では極めて困難といえます。
 シャッターボタンも大きく使いやすいです。位置的も電源ボタンと間違えることはありません。

右の大きいのがシャッターボタン、左が電源ボタンです。

 エントリーゆえに「安っぽい」烙印と今日までの薄型スタイリッシュ路線から外れたデザインではあるX-450ではありますが、撮影時の使い心地まで考えると非常に考えられているデザインかと思います。

 機能に関しても特にデメリットらしいものは見つからないと思います。画素数は320万画素、当時であればごく普通の画素数だったのでしょうか。改めて試し撮りをしてみましたが結構よく写ります。スタンダートな機能はボタンに割り振られています。

 ここでは割り振られているにもかかわらず、あまり使わない機能を紹介してみようと思います。
 まずは「撮影切替ボタン」「再生切替ボタン」はよく使いますが、シャッターボタンで撮影状態に切替ているのであえてこのボタンは使いません。メーカの説明には「1機能1ボタン」にて設計しているため「再生」「撮影」とボタンが分かれているようです。
 シーンモード切替ダイヤルもあまり使いません。ほとんど「P-AUTO」にてまかなってしまうからです。

かなり使い込んでいたためボタン上のプリントが
かすれてしまっています。
筐体も細かいスレ傷が多い。
モニタ右の赤いボタンが「撮影」ボタンです。

 普通プログラムオートは「P」で表記されますが、このX-450は「P-AUTO」と表記されています。特別な何かがあると思い取扱説明書で確認しましたが、特に記載はありません。「Program Auto」を初心者にわかりやすいように「P-AUTO」と表記しただけのようです。

 レンズの繰出し音、ズーム時の駆動音かなりのものです。まさに「ギィーーーーー」って感じです。少し静かなレストランであれば、みんな振り向くくらいの雑音です。

 画質は320万画素なみの画質です。特に綺麗なわけでもなく、かといって目くじら立てるほど悪いわけでもなくといったところでしょうか。画質は主観的なところがありますがC-8080UZには及ぶまでもなく、C-990Zに比べればまぁ画素数分イイかな程度、特徴を表すと「ギラギラ」しているといえばいいのでしょうか。

屋根のパイプです。解像度が顕著に出ますね

かなりの晴天だったためホワイトバランスが青に振られています。

直線的な被写体はレンズ性能が如実に出ます。

 全て最高画質のSHQで感度はISO64相当、画像処理向けとしては最高環境ではありますが、やはり厳しい目で見るとちょっと今時は常備するほどの性能はないですね。
 色々な要素があるとは思いますが、やっぱりCCDが一番影響があるのかな?と私は思います。

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