APSフィルムのデジタル化

 Motojiのデジ・カメラマンは子供が生まれた2000年5月から始まったわけですが、当然銀塩カメラについてはMotojiが子供の頃から使っていたわけで。。。
 その子供の頃は今のように一人数台カメラを所有していた時代ではなく、一家に一台がやっと普通、一人一台持とうものなら「どんだけマニア?」扱いでしたから。

 「写ルンです」のフラッシュ付きが高校生の時2,000円ほどで売られていた年齢のMotojiです。自分の(裕子さんの)カメラを手に入れたのは随分と大人になった後でした。
 そのカメラはPENTAXのESPIO80、この機種については、あらためて紹介するとして、このESPIO80を購入する時代は、新規格であるAPSフィルムの販売が始まった1996年でした。
 35mmかAPSか!裕子さんは観月ありさのCM「ラク」「チン」「ポン」でお馴染みのFUJIFILMのepion(APS)でしたが、海のものか、山のものか、わからなかった当時としては、やっぱり35mmがいいよということでESPIOにしました。

 そんなMotojiですが、ひょんなことからオリンパスのセンチュリオン、キヤノンのIX50、KonicaのRevio CL(すべてAPSフィルムカメラ)と3機種を手に入れ、子供たちを計50本以上におさめてきました。

 こうなるとデジ・カメラマンとしてはデジタルデータに変換したくなります。

 当然APSですからAPSフィルム対応のスキャナをオークションで当時探したところ見つけたのがオリンパスの「ES-10S」。APS、35mmフィルム両対応です。
 まぁフィルム対応のフラットベットスキャナも当時は持っていたので35mmフィルムはどっちでもよかったのですが、やはり標準でAPSアダプタがついていたのが必須の選定条件でした。

 なお発売時期である1997年当時のスタンダードフィルムスキャナの標準dpiは2,800dpiであるのに対しES-10Sのスペックは一回り下がる1,770dpiであるのが心もとありませんでしたが、この「ES-10S」。1999年7月には生産完了になった短命の機種のためオークションで落札した2001年あたりでは、もう忘れ去られた機種として、なんと破格の1,500円で入手できたものです(付属品ともに完全版)

入手当時はそれほどでもなかったけど
15年使い続けて、やっと良さがわかってきました。

ここに「ラク」「チン」「ポン」と装着します

手でふたを開けて、縦位置に装着します。ふたを閉めることにより自動でローディングされます。あとはソフトウェアで対応するのですが、先に述べたように1997年発売ということは「Windows95」「Windows 3.1」のみ対応となります。インターネットに関しても、まだまだ普及前ですから情報も多くない。

そして最大の特徴はSCSI接続であることです。もちろん当時はメジャーな接続方式で拡張性も数珠つなぎできることで便利ではあったのですが、やはりUSB全盛の現在では古臭さは否めません。

当時でも大型のため珍しかった
50ピンフルアンフェノール型を採用していました。

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