純正用紙がすべてとは限らない 2

 先日、娘二人と実家の両親を連れて(もちろん裕子さんも)秋葉原にできた超巨大ヨドバシカメラに行ってきました。

 Motojiがプリンタのインクを大行列の中購入している最中に、娘二人がFUJI FILMの販売員につかまりデジカメで写真を撮られ、そのプリント写真をもらいました。そしてMotojiにはその用紙のサンプルをくれました。そのサンプル用紙というのが『画彩「超・光沢」写真仕上げ Pro 』というものでした。

 質感はなかなかのもの。特に用紙の厚みが特徴的です。スペックを眺めてみると用紙厚0.32mmだそうです。Motojiがもっぱら使っているスーパーフォトペーパーは0.27mm、プロフェッショナルフォトペーパーが0.245mmですから、かなりの厚さを感じます。早速印刷してみました。結果は上々、プロフェッショナルフォトペーパーほどの光沢感はありませんが、スーパーフォトペーパーと同等かそれ以上と感じました。

 あとはインクの滲みだけですが、こればっかりはポケットアルバムにいれて2~3ヶ月たたないと結果が出ないので何ともいえません。ただその滲みさえなければ常用しようかな、と思わせる品質でした。

 サンプル用紙は3枚しか入っていなかったので、後日近所のヨドバシカメラで購入しに行きました。売り場まで来てビックリ。結構な値段なんですね。通常購入しているスーパーフォトペーパーL版200枚が1,990円。ポイント10%ついて実質1,791円、9円/枚といったところでしょうか。対して『画彩「超・光沢」写真仕上げ Pro 』はL版200枚で2,990円。ポイント15%ついて実質2,533円、12.6円/枚です。その差3.6円/枚。うーん、1枚単価で考えると微妙ですよね。3.6円って100枚でも360円しか違わないですから。ま、買ってもいいかな。 
 でもよく考えたらそれはポイント換算との話であって、実際に払う金額としては1,000円もの差があるんです。これはちょっと痛い。

スーパーフォトペーパーとの比較表
※ 2005年11月ヨドバシカメラ調べ。プロフェッショナルフォトペーパーは100枚の商品を2倍したものを200枚の価格として計算しています。



 スーパーフォトペーパーはさすがに純正だけあって、いまだ滲むことはありません。かたや『画彩「超・光沢」写真仕上げ Pro 』は滲むかどうかもわからない。そんな状態で200枚もの用紙を買ってよいのか?

 結論は購入を断念しました。『画彩「超・光沢」写真仕上げ Pro 』がダメだと言っているわけではなく、純正紙のスーパーフォトペーパーがそれ以下の価格なのにあえて社外用紙を購入するのもなぁ。と思ったもので。社外用紙のいいところは純正用紙に迫る、または超える品質があって、かつ安価。というのが長所だと思っているので、あえて高価な社外用紙を選ぶ域までにはまだ至ってないのです。

 でも数ヶ月後『画彩「超・光沢」写真仕上げ Pro 』に滲みが確認できなければ大量購入してしまうかもしれません。この用紙厚はやっぱり捨てがたいですから。

パッケージ写真
 黒を基調として、なかなか格好良いですね。これで価格がもうちょっと安ければと思いますが、最高品質!って位置づけですから、純正紙のスーパーフォトペーパーじゃなくてプロフェッショナルフォトペーパーと比べるべきなんでしょうね。そう考えると安い。



このレポートはMotojiが所有するEPSONのPIXUS 960iをもとに作成されています。 PIXUS 960iは2004年3月にPIXUS 990iの下位モデルとして販売されたコストパフォーマンスの高いモデルです。本当はF900の後継としてPIXUS 8600iあたりを購入候補として考えていたのですが、インクが7シリーズになりランニングコストが高価になるのをおそれたのであえてこのプリンタを購入しました。Motojiの器の小ささが露見しますね。 なお、Motojiのインクジェットプリンタ所有履歴は
一代目:横河ヒューレット・パッカード社 DeskWriter 600C
二代目:セイコーエプソン社 PM-770C
三代目:キヤノン社 PIXUS F900
四代目:キヤノン社 PIXUS 960i
となっております。


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